Product Details

ステンレスSUS304の厚み8ミリ幅500ミリ全長500ミリの高精度ベースプレート部品です。

切り欠け加工やφ150の大きな抜き穴加工をしています。

ステンレスSUS304の加工時の注意点としては加工中の熱と応力の問題が挙げられます。

SUS304は一般鋼材に比べて熱膨張係数が大きく、加工中の熱の影響を受けやすい材料です。

また切削加工による塑性変形は加工硬化を引き起こし、工具の摩耗・破損につながります。

これらの要因は残存応力を発生させ加工後の反りや歪を発生させる原因となります。

弊社ではこれらのトラブルを防ぐ為に製品の形状や精度に応じてSUS304焼鈍材をご提案します。

焼鈍を行うと材料の内部応力が除去され組織が均質化されます。

加工硬化を抑え加工中の工具の摩耗・損傷や加工後の歪や反りなどの変形を防ぐことができます。

穴加工や切り欠けは部品の軽量化や結合、装置の放熱などの目的があります。

さらにSUS304を用いる目的は耐食性が高いことにあります。

錆びに強く衛生的であるため医療機器部品や食品製造ラインのタンク、コンベアの部品に使用されます。

相手部品が取り付く部品は特に高い精度が必要となります。

磁性のないオーステナイト系ステンレスは、研磨加工が難しい材料となります。

そのため弊社ではマシニング加工仕上げ(研削レス加工)でお客様のご要望にお応えします。

こちらの製品は板厚の精度±0.02、平面度0.02で仕上げました。

またφ150の抜き穴中心部の位置精度は基準から±0.02で仕上げています。

ステンレスの高精度ベースプレート部品は城陽富士工業にお任せください。